ミルクココアたっぷり

「静か」の大切さを学ぶのはいいことだけど・・・

働くママの増加で保育園のニーズは高まっているけれど、保育士不足と新たな保育園の設立問題のダブルパンチで、待機児童の解消はなかなか進まないらしい。
特に後者に関しては「子どもの声がうるさい」という理由で現地の反発を食らうケースが多いみたい。
確かに子どもの声って甲高くて、しかも保育園となると集団だから、騒音だと感じてしまうのも無理ないかもしれない。
昔は自分も子どもだったのだから・・・という意見もあるし、個人的には子を持つ親として、そういうところは周囲の理解が得られればと思ってる。
でもたまにならともかく、毎日ともなるとやっぱりつらいと感じる人がいるのも事実で、だから保育園問題ってすごく難しい話だと思うんだよね。
そのためか、今のところ有用な解決策がないというのが現状なのだけど、先日、とあるテレビ番組で保育園の騒音問題を根本から解消する「静かな保育園」が取りあげられ、話題に上ったのだそう。
その保育園は、教育によって園児を静かにさせるという方針を採用しているそうで、園には160人ほどの園児が通っているにもかかわらず、一度も騒音などの苦情が寄せられたことはないのだそう。
それもそのはずで、一般的な保育園に比べるととにかくおとなしい子どもが多く、音を測定してみたら、普通の保育園では80~100dbであるのに対し、その保育園は67db程度しかないのだそう。
園長先生いわく、主体性を育てて目の前のことに集中させれば、子どもは自然と静かになるとのこと。
そのため、遊びの時間では何をしたいのかを一人一人に尋ね、希望する時間を提供しているんだとか。
確かに子どもって遊びに夢中になっていると、結構黙々としているものなんだよね。
だからこそ、静かな時は何かしらやらかしていることが多くて、親をびっくりさせてくれるんだけど(^_^;)
もちろん、園ではそれだけでなく、「大きい声を出したら迷惑」とか「食事中はしゃべらない方が素敵」とか、静かにすることをしつけているんだとか。
その甲斐あっての「静かな保育園」なのだろうけど・・・。
前半の主体性はともかく、後半の「静かさのしつけ」については、ちょっとなあ・・・と思う。
もちろん、静かにすることの大切さというのは日常で学んでいくべきで、たとえば公の場では大声を出したり、走り回ったりしないというのは小さい頃から教えていくべきことだよね。
だから「静かにすることの大切さ」を説くのは間違っていないと思うんだけど、それなら子どもは一体どこで思いっきり声を出して遊べばいいんだろう?
特に保育園というのは、子供たちにとって一日の大半を過ごす場所であって、その中で常に「静かに」することを強いられていたら、ストレスになるんじゃないのかなあ・・・。
思いっきり声を出し、体をいっぱい使って遊ぶことって、成長するにつれてなかなかできなくなること。
それが唯一許されるのが小さい頃なのだから、もうちょっとのびのびさせてあげたいな・・・と思うのは、子を持つ親のわがままなのかなあ。

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